農家男性、寿命8歳長い=埼玉県本庄市で調査−健康に好影響か・早大
時事ドットコム
 首都圏の埼玉県本庄市では専業・兼業農家の高齢者の医療費が農家以外の8割程度にとどまり、特に男性の寿命が農家以外より長いことが分かったと、早稲田大の堀口健治名誉教授と弦間正彦教授が28日発表した。アンケート調査で回答を得た農家の男性の平均死亡年齢は81.5歳で、農家以外の男性より8歳高かった。
 弦間教授は「自分の裁量で農業を営む生活が健康に良いのではないか。会社員などが定年退職後に働けば、健康づくりと医療費削減に役立ち、農業の担い手不足を補うことができる」と話している。
 早大キャンパスがある本庄市は野菜や果物、草花の生産が盛ん。堀口名誉教授らが埼玉県後期高齢者医療広域連合に同市の75歳以上の被保険者の医療費を分析してもらったところ、2014年の専業・兼業農家の男女897人の1人当たり医療費は73万1000円と、農家以外の8258人の91万円の8割だった。
 市内の農協組合員543世帯と非組合員300世帯からアンケート調査の回答を得たところ、1989年(平成元年)以降に亡くなった専業・兼業農家の男性274人の平均死亡年齢は81.5歳で、農家以外の男性183人の73.3歳より8歳高かった。農家の女性223人の平均死亡年齢は84.1歳で、農家以外の女性151人の82.5歳と大きな差はなかった。 
 農家が農業を引退した年齢は男性が74.2歳、女性が72.8歳だった。堀口名誉教授らは今後、医師の協力を得て、農家と農家以外の人の健康状態や生活習慣を詳しく調べる方針。(2017/06/28-18:43) 

鳥インフルエンザウイルスの異常な拡大:地球環境変化が原因か? - 外岡立人(医学博士、前小樽市保健所長)

◆世界中で広がる鳥インフルエンザ

今シーズン、世界中で異常に広がる各種鳥インフルエンザの状況は明らかに変(strange)である。
韓国、中国、日本ではH5N6(亜型鳥インフルエンザウイルス、以下略)が渡り鳥で各地に広がり、欧州、東欧、インド、エジプト、台湾ではH5N8がやはり渡り鳥で広がっている。
現在世界で数種類の鳥インフルエンザが野鳥や家きんの間で大流行している。これだけの種類のウイルスが世界各地で広がるのは史上初の可能性が高い。H5N1、H5N2、H5N5、H5N6、H5N8、H7N9。
さらにこれらのウイルスは感染を広げる過程で変異を続け、その性状も少しずつ変化して行く。
また、湖沼や河口などに集まる渡り鳥の間でウイルスの遺伝子再集合が起こり、新型ウイルスも誕生している(H5N5)。
渡り鳥の動きがおかしいのか、ウイルスが異常に活性化して鳥に感染しやすくなっているのか、それは不明であるが、いずれにしても地球温暖化、または何らかの環境因子の変化による可能性が高い、と筆者は考えている。
現在国内で野鳥や家きんの間で発生しているH5N6も、昨シーズン発生したH5N8も、鳥には感染力が強く、極めて致死率が高い病変を起こす。それゆえ、高病原性と評される。人への致死的感染は、前者に中国で十数例の実績がある。

◆最も危険視されているH7N9
現在、最も危険視されている鳥インフルエンザウイルスは、中国で多くの死者を出しているH7N9である。これについては専門家の間でも異論はない。鳥インフルエンザ史上最強のウイルスの可能性がある。人に感染すると重症化して、その致死率は40%である。重症肺炎やサイトカインストームを起こすのである。
同ウイルスは2013年から中南部中国で人への致死的感染を起こしているが、ウイルスを保有している家きんでは無症状であった。それゆえ、低病原性鳥インフルエンザに分類されてきた。
しかし最近、広東省でウイルスが変異して高病原性に変わったことが報告された。すなわちウイルス感染した鳥が高率に死ぬようになったのだ。同じような報告は台湾からもなされたが、変異の結果さらに抗インフルエンザ薬のニューラミニダーゼ阻害剤に耐性となっていることも知られた。
変異ウイルスが人に感染すると致死的病原性を示すのは同じであるが、人への感染力も増しているのではないかという気になる意見を呈する専門家もいる。しかし疫学的データは十分出ていない。

◆中国におけるH7N9
現在、家きんに接触する人々が重体化または感染死する事例が相次いでいて、今シーズンの中国におけるH7N9感染者と死者の数は史上最多となっている。昨年11月から本年2月20日まで感染者数422人、最終的死亡者数はその4割前後とされる。
生家きん市場を訪問した人々が感染する率が高いことから、中国では生家きん市場の廃止を目指し、鶏肉は冷凍肉を一般に販売するように指導している。しかし、一般社会では生きた鶏を市場で処分してもらって、それを家に持ち帰り料理する習慣が続いていることから、生家きん市場の廃止はなかなか難しいようだ。
中国内の家きんのH7N9ウイルス感染率は確実に上昇してきているが、最近見つかった変異ウイルスが今後どのような動態を示すかが懸念されている。鳥に対する感染力が上がっていることから、感染家きんは今後対数的に増加してゆく危険性もある。
なお人から人への感染は希とされ、今シーズンも3件ほどしか可能性ある事例は見られてない。もちろん人人感染が起き出すと、それはパンデミックへの移行となる。
感染後発病するまでの潜伏期間は1週間から10日間である。日本に入ってくる帰国者、中国系旅行者の風邪症状にはH7N9との鑑別が重要となっているのは言うまでもない。香港、マカオ、台湾では中国帰りの発病者が10人以上確認されている。

◆今後の展望
いずれにしても今冬の鳥インフルエンザの動きは異常である。
もし地球環境変化による渡り鳥の異常な動きが原因としたなら、今後もさらに各種鳥インフルエンザが世界中に広がる可能性が高い。
似た現象として1年前から南米を中心に広がっているジカ熱がある。これも地球温暖化の影響で、これまで熱帯にしか分布しなかったウイルス保有蚊が北へ広がってきていることによる可能性が指摘されている。
また明らかに異常な状況を呈しているのが、かつてのSARS、そして現在サウスアラビアで感染者と死者を増やしているMERSである。これはコウモリが媒介するウイルスである。以前は山奥にしかいなかったこれらのコウモリが人里に出てきたのが、異常なウイルスを人に伝搬しだした原因と考えられる。さらにアフリカのエボラ出血熱ウイルスもコウモリが由来とされており、ジャングルの開発などが原因で人に感染する機会が増えたせいと考えられる。
異常な各種鳥インフルエンザウイルスの拡大が懸念される理由は、家きん産業へのダメージだけではなく、ウイルスが人に容易に感染するように変貌し、世界的パンデミックを起こすことであるが、それは大地震や火山大爆発以上に、現在は可能性が高いと筆者は考えている。
特に中国のH7N9が人の世界でパンデミックを起こした場合、国内では100万人以上の死者がでる可能性も否定できない。(livedoorニュース

中国 H7N9型鳥インフル 新たに304人感染

2月21日 5時35分 NHK
WHO=世界保健機関は、中国で、先月中旬から今月にかけてH7N9型の鳥インフルエンザウイルスに感染した人が新たに304人報告されたと発表し、生きた鳥を扱う市場などにできるだけ近づかないことや、手洗いなどの対策を徹底するよう呼びかけています。
WHOは20日、中国で感染の報告が相次いでいる、H7N9型の鳥インフルエンザウイルスの最新情報を発表しました。
それによりますと、先月19日から今月14日までに、江蘇省浙江省、それに上海や北京など10以上の都市や地域で、3歳から85歳までの合わせて304人が新たに感染し、このうち少なくとも36人が死亡し、84人に肺炎などの症状が確認されたということです。
304人のうち144人については生きた鳥などとの接触がわかっていますが、11人は接触がはっきりと確認されず、残る149人についてはまだ調査中だとしています。
WHOは現時点では「ヒトからヒトへの持続的な感染が起きているという証拠はない」として、渡航の制限などを求めていませんが、去年10月からの感染者の数は400人を超えたとしています。
このため各国に対し、監視の徹底とともに、渡航者に対しても、感染が報告された地域で生きた鳥を扱う市場などにできるだけ近づかないことや、手洗いなどの対策を徹底するよう呼びかけています。





中国首相が鳥インフル対策強化を指示 ヒトへの感染急増で2月24日 5時38分NHK
中国の李克強首相は、国内でH7N9型の鳥インフルエンザウイルスに感染する人が急増していることを受けて、鳥の飼育場の検疫や医療体制の強化とともに、正確な情報公開を徹底するよう関係機関に指示しました。
中国では先月、南部や東部を中心に192人が、H7N9型の鳥インフルエンザウイルスに感染し、79人が死亡したほか、今月に入ってからも感染が増え、少なくともさらに8人が死亡しています。
国営の新華社通信は23日夜、感染者の急増を受けて李克強首相が全国の衛生当局や自治体などに、対策を徹底するよう指示したと伝えました。具体的には、養鶏場など、鳥の飼育場の検疫や消毒を強化し、感染が確認された地域では、生きた鳥を扱う市場を速やかに閉鎖することや、感染者には十分な薬を供与するなど医療体制の強化を求めたとしています。
また、正確な情報の国民への迅速な公開も指示していて、2003年に北京などで、新型肺炎「SARS」の感染が拡大した際、情報不足から不安をあおるようなデマが広がったことを教訓に、社会の混乱を防ぐ狙いもあると見られます。

»中国で鳥インフルエンザのヒトへの感染拡大、先月は20人死亡

TBSニュース。

 中国で鳥インフルエンザのヒトへの感染が拡大しています。先月は、全国でおよそ100人が感染し、20人が死亡しました。
 中国の国家衛生計画出産委員会の発表によりますと、去年12月にH7N9型の鳥インフルエンザウイルスに感染したことが確認された人は、中国南部を中心に106人にのぼっていて、そのうち20人が死亡しました。11月は感染者が6人で死者はいなかったことから、感染が急速に拡大したことがわかります。
 H7N9型の鳥インフルエンザは日本ではヒトへの感染は確認されていませんが、中国では2013年以降毎年確認されていて、2015年にはおよそ90人が死亡しています。(12日12:37)


恐れていたことが始まっています。とは言え「パンデミックス、100万人からのインフルエンザウイルスによる死亡」などというイエロー週刊誌の記事に踊らされないでください。失礼ながら「中国」でのニュースです。私個人の感想として「中国の状態を考えると少ない」と思っているぐらいです。日本ではインフルエンザによる(今回騒がれている一連の鳥インフルエンザではありません。昔からのです。)直接的な死亡は年間1万人前後、肺炎等の間接てき死者も含めますと、この数倍から10倍という意見もあります。今回の鳥インフルエンザウイルス(H5N7)による鳥類の淘汰数は韓国では3000万羽を超え、国家の問題になっています。
玉子等の移動禁止期間でも「玉子不足のため移動許可をする(責任逃れ)」政府に、夜中に玉子等を移動するという話が聞こえてきます。鳥インフルエンザに感染した多くの養鶏場では(7−8割)鳥インフルエンザウイルスに効かない消毒薬を使っていたとか、、、、、失礼ながらここまできますと『喜劇』です。規模で約3倍程度の日本で約100万羽の淘汰です。
「では中国では」といいますとウイルスワクチンを使っています。大手養鶏場はワクチンで病気を防げますが、小規模の養鶏場や趣味でニワトリを飼っている人たちはワクチンを使用していないと思われます。ワクチンによっての感染か、自然感染か判断が難しくなります。必然的にニワトリインフルエンザウイルスは自然界で拡散、変異していきます。
またこのウイルスは非常に変異しやすいので次から次に新しいタイプが生まれ、ワクチンでいつまで抑えることができるか疑問です。

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします。
年末年始は、二男、三男家族が集まり、総勢14人で賑やかにすごしました。
昨年は私の体調、養鶏共に「まずまずの、良し」で過ごせた1年間でした。10月、11月は少々仕事が忙しく、その疲れが12月末に出てきましたが、寝込むこともなく、少々の休憩で日常に戻りました。
「祖父(ジイジ)は、自由でいいね」6歳の孫の言葉です。
「なんで」とたずねてみると
「だって、好きなときに寝て、好きなときに本を読んで、好きなときにCPで映画を見られるんだから」と言われました。
あながち間違っていないので、言い返すこともできませんでした。
自分の体調を維持するために、できるだけ睡眠をとるようにしています。今更難しい本を読み勉強をする年でもなく、好きな本を好きなときに読み、眠くなるまで読んでいます。小説は読まなくなりました。
CPでの映画はアマゾンプライムで「好きなだけ」見られます。まあ「幸せで、自由」なのでしょうね。
年末年始に読んだ本

ニワトリ 人類を変えた大いなる鳥

ニワトリ 人類を変えた大いなる鳥

ビッグヒストリー われわれはどこから来て、どこへ行くのか――宇宙開闢から138億年の「人間」史

ビッグヒストリー われわれはどこから来て、どこへ行くのか――宇宙開闢から138億年の「人間」史

鳥インフルエンザ

北海道の養鶏場で鳥インフルエンザが確認されました。
この病気は「桜の咲く頃まで」(暖かくなれば感染の流行は収まる)と言われていますが、まだまだ先は長く、鬱陶しい冬を過ごしています。
専門家は、鳥インフルエンザ対策として「ウインドレス鶏舎」を推奨して、国も補助金を出してウインドレス鶏舎に建て替えを推奨しています。
水鳥以外で今年度初めて鳥インフルエンザがでたのは青森県のアヒル(フランス鴨)農場です。場所柄、ウインドレス鶏舎、またはそれに準ずる鶏舎と思われます。
次は新潟県の31万羽養鶏場です。ウインドレス鶏舎です、近くにあった58カ所の小さな養鶏場は陰性でした。
次も同じく新潟県で23万羽養鶏です。ウインドレス鶏舎です。
次は青森のアヒル農場の関連施設です。
そして今回の北海道も21万羽養鶏で、ウインドレス鶏舎と思われます。
いずこも近くに小さな養鶏場があるのですが、今のところ陰性です。
過去にさかのぼってみても、ウインドレス、またはそれに準ずる鶏舎で鳥インフルエンザが発病しています。
不思議です。
考えられることは、この鳥インフルエンザウイルスは、鶏への致死率は高いですが、感染率は低いのではないかと思われます。
ウインドレス鶏舎は、坪100羽以上の密飼い(鶏1羽あたり、人間の靴一足分ほどのスペース)、餌効率を考え鶏の体温で鶏舎内の温度を上げるために、冬場は空気の入れ換えをできるだけ少なくしています。人間は目を開けられないほどのアンモニア臭が充満しています。このような最悪の環境の中に鳥インフルエンザウイルスが入り、多くの鶏たちがウイルスのやりとりをしないと鶏はこの鳥インフルエンザに感染しにくいようです。
勿論、素人の浅はかな思いつきですが。
専門家の方々「ネズミや小動物がウイルスを運んだ」などという説明はもう良いです、それならウインドレス鶏舎の100倍、1000倍多い小さな養鶏場(衛生管理、小動物対策が悪いと言われる)で鳥インフルエンザが出ないでウインドレス鶏舎で発病するか、納得できる説明がほしいです。

 近況と忘年会のお知らせ

鶏は順調で、少々忙しい毎日を過ごしています。「忙し」と言いましても、私の『病気』もあり、肉体仕事の多くは息子頼みで、私は「ああせい、こうせい」と口での参加が多いのが現実です。
 その『病気(膠原病?)』ですが、つきあい方もだいぶ上手くなり、ステロイドのお世話にならないで何とか日常を過ごせています。
私は疲れてきますと、まずはじめに身体に湿疹が出始めます。その後は関節の痛み、発熱と続き、体温が38℃を超えたらアウトです。病院でステロイドのお世話になります。
最近は身体に湿疹を見つけたら、身体を休めるようにします。身体を休めるより眠る方が私の病気からの回復が早いようです。身体を休めるときは、アマゾンプライムで映画を見てすごしています。
先週から燻製を始めました。4,5kgの豚肉でハムを作りました。一昨年までは8-10%の塩とハーブを肉にすり込み、1週間ほど漬けて味を肉になじませて、1日かけて水で塩抜きをして、風で乾燥させて、野桜のチップで6時間ほど燻製していました。
 約30年ほど燻製を趣味にしていますが、この方法ですとどうしても肉の塩分にばらつきがでやすかったです。水で塩抜き時の時間と水の量で、できあがりのハムの塩分が強かったり、抜けすぎたりしていました。
 昨年から、『ピチット』と言う水分調整フイルムを使うようになりました。肉の重量の2,5%の塩とハーブを肉に塗り込み、5日ほど冷蔵庫で味をなじませ、肉の外側だけ軽く水洗いして(よけいな塩分をとる)風で乾燥します。後は同じです。この方法だと、毎回塩分濃度は安定しますし、ピチットで肉の無駄な水分を抜き取れますのでより美味しく燻製ができます。

さて、忘年会です。
今年は11月30日(水)を予定しています。
夕方6時頃から始めたいと思います。
どなたでも歓迎いたします。