所得と野菜を食べる量の悲しい関係、
野菜マーケットはいまや「局地戦」へ   JBPRESS
味の社会学(第6回)

2014.02.26(水) 菅 慎太郎
あなたは今日、どのぐらいの野菜を摂取しただろうか。また1年間でどれほどの種類の野菜を食べているだろうか。

 パッと思い浮かべて10品目以上の野菜を答えられたら、あなたは健康を保つ食生活を意識的に送っているか、もしくは世帯所得が恵まれているということだ。季節ごとに10品目程度。春夏秋冬で40品目を年間で食べつくすのは、よほどの意識と努力がなければ実現できない。

 働く世帯に人気の野菜の定期宅配は、手軽に野菜を摂取する現代的な手法の1つである。何が届くか分からないセット野菜によって「初めて食べる味」や「旬の味」を味わうことができる。けれども、毎月何千円も野菜に費やせる人はそれほど多くない。

 厚生労働省は1947(昭和22)年から、国民の健康を調査し、毎年「国民健康・栄養調査」として発表している。下記の表は、1日の野菜の摂取量(グラム単位)を世帯別に調査した結果である。


と文章が続き、年間収入が低い世帯ほど野菜の摂取量が少ないと報告されています。これらの報告を見ますと、野菜の摂取量だけで見ますと我が家は(多くの農家は)年収数千万円の区分に入りそうです。まあそのような冗談は別として、携帯電話代として月に1万円から出費する日本人が、自分の健康を維持するための食べ物にお金をケチるのは一寸滑稽な気もします。「個人の自由」なのでしょうが。

昨日、ブログがうまく書き込めないと書きましたら、不思議と今日から直っています。私は何もしていないのですが。本当に機械は分かりません。