我が家の石器

私のいま住んでいるところは、私の暇な性格で、猫の額のような土地を開墾しますと色々な物と出会う土地です。ただ悲しいかな、それらの出会った物を理解する知識と、探求心に欠けるのが私です。
この地の開墾当初、どこから運んできたかと思うほどの大小混ぜた石が多数ありました。
「石が出る」土地でもありません。落ち着いて考え、ちょっと探求したら面白い「絵」が見えてきたかもしれません。ただその頃は「就農、開墾」だけが頭にあり、ちょっと時間をさかのぼって想像する余裕がありませんでした。
農作業にじゃまな石は捨てました。
私のような素人でも分かる形の石をわずかですが残しておきました。
それらの石を整理してみますとなかなか面白いです。
古い石は石器時代の物のようで、新しいのは鎌倉、室町時代の物のようです。私の住んでいるこの土地で、人類の生活として1万年以上の時間延々と(途切れていたかもしれません)繋がっていたようです。その末席に勝手に入れてもらった幸せを感じています。
1枚目は鏃です。
2枚目は動物などのカワハギに使った物と思われます。きれいに磨かれています。
3枚目はカッターだと思います。刃が鋭敏です。
4枚目は鍬だと思います。近代の物だと思います。これで山芋などを掘ったのでしょうか
5枚目は斧でしょうか?

6,7枚目はドングリなどを潰すために使ったのでしょうか。6枚目はそのときの色素と思われる紅色がついています。
何に使ったか分からないのがこの石です。このようなその当時の利用の理解に苦しむものの、面白い形の石も結構出てきます。