3/6 ニワトリの飼育環境は改善されたが…卵は値上がり!

2012年 3月 06日(火曜日) 19:44
英国とヨーロッパでは卵の生産が追いつかず、1ダースの卵につき、20ペンスの値上がりが避けられないことがわかった。「デイリー・メール」紙が伝えた。
今年の1月より、残酷な「バタリー式」養鶏(針金を使った狭いケージに採卵鶏を1羽ずつ閉じ込める方法)がEU内で廃止されたことや、放し飼い卵の生産コストがかさんでいることが供給不足の原因という。
Lサイズの卵の卸価格は、最も安価なもので1ダース45ペンスから97ペンスと倍以上になっており、Mサイズでも43ペンスから83ペンスにはね上がっている。
同様に、食品工業や外食産業に用いられる、液卵や乾燥粉末卵などの加工卵の価格についても70%も高騰したとされる。
欧州委員会は、ニワトリの飼育状況を改善するため、バタリー式養鶏を1月に禁止。従来の面積で飼えるニワトリが減ったことから、多くのニワトリがと殺されたという。
フランスでは、卵の値段の急騰からケーキやブリオッシュ(干しブドウの入った菓子パンの一種)の製造会社が倒産に追い込まれるのではないかと懸念されている。
一方の英国では、卵の生産量は5%まで低下すると見られている。ただ、大半のスーパーマーケットや食品会社は、生産者と固定価格による長期契約を結ぶのが普通で、消費者が、この供給不足の影響を受けるのはしばらく先という。

残酷な「バタリー式」養鶏(針金を使った狭いケージに採卵鶏を1羽ずつ閉じ込める方法)と書かれていますが、日本ではケージ内に2−3羽を入れています。
畳1畳に2−3人を収容している収容所のようなものです。身体を伸ばして寝ることも出来ず、動き回ることも出来ないので、極端な言い方ですと「一生前を向いたまま」太陽の光が差さないウインドレス鶏舎内で、上から(ケージが6−7段積み上げられています。)糞が落ちてきって、アンモニア臭の充満した鶏舎内で一生を過ごします。
「卵の生産量は5%まで低下すると見られている」これは、5%生産量が低下するだと思います。