美味しい卵の見分け方

 私の独断と偏見、たまご屋としての誠意と味覚によります。
1・オレンジ、レモンイエロー、白、等の卵の黄身の色は味には関係ありません。オレンジ色の黄身の卵は肉骨粉入りの「配合飼料」を使っている可能性が高いので、美味しい卵に出会う確率は低いと思います。
2・白身の盛り上がり、白身の白濁は新鮮さとの関係はありますが、味には余り関係ないと思います。現代日本の卵の流通事情を考えますと、卵の鮮度に余り神経質にならなくても良いかと思います。
3・黄身が箸で持ち上がる、爪楊枝を卵黄に刺しても倒れない、等は卵の味と関係ありません。卵で遊ばないように。
4・卵パックに書かれた「日本一、自然、安全、田舎の味、赤殻の卵、ビタミン、ヨードを強化」等の宣伝文句は卵の味とは関係ありません。多くは自己申告、生産者の思い込みと、消費者の勘違いを期待する宣伝文句です。もう少し正確に言いますと品質とも関係が少ないです。(笑)
5・生卵の黄身を舐めてみましょう。甘い香りがする卵が美味しい卵です。生臭く舌に刺激のある卵は避けてください。ゆで卵の黄身でも味の違いは分かります。
 卵は卵、でも味に違いはあります。自分の味覚で楽しんで下さい。