ニワトリも恐怖!?5倍の卵 四川大地震

5月26日8時1分配信 産経新聞
 四川大地震で深刻な被害の出ている被災地のひとつ、彭州(ほうしゅう)市近郊の小魚洞(しょうぎょどう)村では鶏が通常より大きな卵を産んだ。
 「みてくれ、うちの鶏が今日生んだ卵を」。朱順学さん(44)が差し出す鶏卵は通常の卵の5倍はあった。地震後、飼育している鶏の様子がずっとおかしく、卵も産まなくなっていた。ところが25日に、大きな卵が見つかった。「地震の恐怖で異常産卵したのかな」と朱さん。同村は地震の発生源である竜門山(りゅうもんざん)断層付近に位置し、地震のときは「農地が目の前でむくむくと1メートルほど盛り上がった」(朱さん)。朱さんは、この大きな卵を、大地震を忘れないよう食べずにとっておくという。(小魚洞村、福島香織

 毎日毎日増えていく四川大地震による死亡者の悲しいニュースより、上記のような「ほっ」とするニュースが好きです。「5倍の卵」には少々疑問もありますが、雪男の生存が未だ噂される中国です(私は信じたいと思う方の人間です)、今回のことも「あり」かも知れません。
産卵直前の鶏に大きな恐怖(ストレス)が起きれば、殻も出来上がった卵が卵管を逆に戻り、そのストレスで複数の卵黄が排卵され、卵とその複数の卵黄を白身と卵膜が覆い、二十数時間をかけてカルシュウムが付き卵として産卵されることがあります。
 私は今までにこのような卵(1個の殻付き卵と2個の卵黄が入った卵です)を3個見たことがあります。全て150g以上の重さがあり、最重量の卵は195gでした。これが私が今までに見た一番大きい鶏の卵です、テニスボールぐらいの大きさでした。産卵初期は1−2%の確率で2黄身卵が産まれます。しかしこれらの2黄身卵は90−130gほどの大きさで、150gを越えたものは見たことがありません。
 このような私の経験から考えますと、四川大地震によるストレスにより鶏が大きな卵を産む事は十分に考えられます。
三個の卵が入りテニスボールぐらいの大きさになった卵がまた卵管を戻り、それに複数の卵黄が追加されて「ソフトボール大の卵が産卵される」は一寸考えにくいです。ソフトボール大では鶏の腸が破裂して死んでしまうのではと心配にもなります。
 1個の殻付き卵に4個の卵黄も考えにくく、5卵黄の卵と言うよりは「5倍ぐらいの大きさがあった卵」(その様に見えた)が一番理解しやすい話のようです。
四川の皆様、地震の被害にめげずに頑張って下さい。