(21)マラウイ出国

 10日目。朝6時半頃ホテルで朝食、その後カメラを持ってホテルの近隣を散策して歩きました。
 2,3匹のどう猛な大きな犬のロープを1人で牽き、散歩しているらしい人を何人も見かけます。彼らはお金持ちの家の警備員です。
 夜中、警備のために邸宅の敷地内に放され、夜中中警備に当たっていた警備犬のための朝の散歩のようです。
 そして、水の流れのように途切れることのない、歩く多くの人達。着ている物が今までの田舎道で出会った人達と違います。
 田舎道では、女性はチテンジ一色でしたが(色々な模様や、カラフルな色のチテンジがあり、艶やかでアフリカの太陽には「ピッタリ」だと私は思いますが)、スーツ姿や、スカート姿、ジーパン姿の女性も見受けられます。

 10時半、荷物をまとめてホテルをチェク・アウト。
 空港で土産用の綺麗なマラウイの記念切手シートを購入しました。これもこの国の外貨獲得の柱です。噂によりますと、紙幣と同じく海外で印刷されているようですが、自然、動物、キノコなどの綺麗な写真が記念切手として売られています。
 しかし悲しむべきは、記念切手をどこで購入したら良いかわかりにくく、私のように前もって調べて行った人間は購入できましたが、同行の日本人の多くは、帰りの機内で始めてそのような記念切手があることに気づき、買えなかったことを悔やんでいました。
 その後は空港の2階のラウンジに行き、息子とビールを飲み暫しの時間を楽しみ、記念の写真を撮り、マラウイの最後の時間を過ごします。
 そろそろこの国ともお別れです。
 出国ゲートでは、私の前を行く多くの人達に金属探知器が「ピンポン、ピンポン」と鳴りますが、係員は気にもせずそのまま素通りさせます。
 私は「飛行機がハイジャックされたら?」と心配していましたが、次の所に警察官が待っていて、全ての荷物の隅々まで調べています。要らぬ心配のようです。
 では「あの金属探知器と係員は何のために?」新たな疑問に襲われます。管轄が違うのでしょう。まあ良いか、これがアフリカ、マラウイなのでしょう。
 免税店は日本のキオスクほどの大きさの店が1店ありましたが、飛行機の乗り込むまでの時間も少なく、さして買いたい物もなく、そのまま13持30分、ヨハネスブルグ行きSA171便に乗り込みました。
 息子達が大きく手を振って、私達を見送ってくれました。
早朝、犬を散歩させる人達。

ホテルの入り口の警備員

私の宿泊した部屋。VIP1は何となく感激。