卵の黄身の色は黄色です

「先日、初めてお宅さんの卵を購入したんですがー。卵が黄色いのですがー」
卵のお客さんからの電話です。
「卵が黄色いと言うと、白身ですか?」私には、黄身は名前の通り黄色くて当たり前と言う先入観があります。となると、白身が黄色く見える(新鮮な卵で、ビタミンB群が多いと白身が鼈甲色に見えます)ことがあります。
「いいえ、違うんです。白身でない方が黄色なんですがー」
「・・・。」一瞬間が開いてしまいました。
「と言いますと、黄身が黄色だと言うのですか?」
「ええ、黄色いのですが、大丈夫でしょうか?」
黄身の色が黄色、何の問題もないはずです。でも、まだ私は頭の中が整理できなく「黄身の色がオレンジ色でなくて黄色だと言うんですね?」
「ええ、食べても大丈夫でしょうか?」お客さんはふざけているのではなく、本当に心配しているようです。
我が家の鶏の餌にはオレンジ(赤色)の着色料は入れていないことを、時間をかけて丁寧に説明して納得して頂きました。最後には
「では生卵で食べられますね。うれしいです」と喜ばれて、電話は終わりました。
私も、知ってる人から見たら「当たり前」と思うことを、知らずに呆れられることが多々あります。でも、でも「卵の黄身の色は黄色」ですよね。黄身と呼ばれるぐらいですから。勿論、今回のお客さんが悪いのではなく、当たり前のことを、当たり前でなくしている養鶏業がおかしいのでしょうが。
我が家の卵(光の加減で少々黄身の色が濃く出ています)