卵の賞味期限  (4 )

 「サルモネラ菌」はネズミやゴキブリなどが、菌の媒体を果たすと言われています。卵を養鶏場で消毒して出荷しても、運輸、流通、家庭で「サルモネラ菌」に汚染される可能性はあります。(「サルモネラ菌」の被害が出たときの原因の多くは最終消費地である、家庭や卵の加工場で起こっていると言う報告もあります)
 そのことを考えますと、養鶏場は鶏に対して「サルモネラ菌」対策を確実に行うのは当たり前として、卵のクチクラ層を大切にして、卵殻を強くする努力が求められます。しかし現実には、養鶏業界では0.1−0.03%ほどのサルモネラ菌の汚染率を恐れて(卵の「サルモネラ菌」汚染は、勿論大問題です。養鶏の環境を良くして、薬に頼ることのない耐病性に強い鶏を育てなければなりません)クチクラ層を剥ぎ取り、卵殻を消毒して卵を出荷しています。
 本末転倒、その場しのぎ、養鶏業界は間違った方向に進んでいると私は思います。
最後に、我が家では発酵飼料を鶏に与えています。「発酵飼料はサルモネラ菌の増殖を防ぎ、鶏がサルモネラ菌に感染するのを防ぐ」という研究がイギリスの研究家により報告されています。そしてそのことが養鶏業界では定説になっています。
 そのことから考えても我が家の鶏が「サルモネラ菌」に汚染される確率は、限りなく零に近いと私は信じています。
 数年前ですが我が家の卵の「サルモネラ菌」を検査したことがあります。勿論「サルモネラ菌」は検出されませんでした。でもこのデータはその時点での卵の証明にしかなりませんが。(笑)
 1・我が家の卵は生食しても「サルモネラ菌」の心配はないと思います。(私は神でないので「絶対」と言う言葉は使えません)
 2・我が家の卵は2−3ヶ月経っても生食できますがお薦めできません。心地よく卵を生食できる期間は季節により違いはありますが、2−3週間だと思います。
 3・マヨネーズなど(黄身を混ぜた物)作りましたら、安全のためにも冷蔵庫で保存して下さい。常温にさらした場合は使い切るようにして下さい。
 4・それでも不安が残る方は熱を(70度以上)かけて卵を召し上がって下さい。
(終わり)