(23)香港から成田、そして帰宅

 マラウイでは殆ど土産物が買えなかったので、ヨハネスブルグ空港の免税店で日本への土産物を買い、16持50分発香港行きの南アフリカ航空286便に乗り込みました。
 また13時間余りにも飛行機の長旅ですが、往路のようなアフリカに来る時の高揚感もなく、旅行の疲れもあり、機内での夕食後ウトウトとします。
 タイ上空で朝を迎え、昼の12時5分頃、香港に着きました。
 機内は全面禁煙でしたので、慌てて喫煙室に向かいます。私の喫煙はニコチンの問題と言うより、習慣の問題のようです。
 中国は喫煙には寛容な国のようで、比較的便が良い所に喫煙所が何カ所か設置されていて、案外簡単に探せました。日本の空港ももう少し喫煙者に優しくなりましょう。
 香港空港の喫煙室には客室乗務員と思われる女性達が沢山集まり、談笑しながら真剣に煙草を吸っています。
 機内全面禁煙は愛煙家の客である私にも厳しい時間でしたが、愛煙家?の客室乗務員にも同じように厳しく耐える時間のようです。
 長旅の機内での疲れもあり、香港空港で特別に買い物もする気にもなず「ボーッ」と椅子に座り乗り継ぎの時間を待ちます。
 15時10分、香港発の全日空910便で成田へ出発。
 20時25分、成田着。
 入国カウンターを出ると、次男が迎えに来てくれていました。共に旅行した皆さんに別れの挨拶をして、沢山の土産を車に載せて、次男の運転で帰宅しました。

 ジャカランタの花を見て、マラウイの百姓に会い、マラウイの子供達の笑顔に出会い、サファリで動物を見て、シマを食べて、息子の元気な姿を見ました。
 息子と共に旅行することは今後もそんなに得られる時間ではないと思います。
 私にとっては、貴重で楽しかったマラウイの旅行でした。 (終わり)