たき火

 霜と共に今年の夏野菜は終わりを迎えました。
 来年の病害虫予防のために畑に残っていた茄子、ピーマン、モロヘイヤ、トウモロコシなどの夏野菜の残骸を畑に穴を掘り燃やします。燃えかすの灰は畑に返します。
ついでにサツマイモを火の中に入れて、焼き芋を作ります。
さて、このようなことは仕事でしょうか?遊びでしょうか?
 家の庭木の剪定をする、草を刈る、漬け物を作る、雨樋を直す、果樹を植える、花を植える、、、、、。農家には仕事とも、遊びとも言えないことがたくさんあります。これらの日常は、切り離せず、農家の生活として繋がっています。
 このような「諸々に生かされ、生かす」ことから、百(諸々、沢山)の生業をする民とよばれ、百姓と言う言葉が生まれたようです。
 とは言え、現代の百姓はお金もいります。「農業」として、効率よく働き、良い農作物を販売して現金を稼ぎます。
お金を求めすぎますとお金に逃げられ、割の合わないのが農業です。お金を無視して唯我独尊と我が儘を通しますと、食べ物を作りながらも「食べられなくなる」ことがあるのも農業です。ほどほどに。