漬け物

 我が家では漬け物は私の仕事です。
 キャベツのザウアークラウト、茄子やキュウリの塩漬けに酢漬け、そしてぬか漬けと春から秋までも、季節により野菜の漬け物が楽しめます。
 しかし、我が家では春から秋までの季節は、畑から収穫した生野菜を少々の味噌や塩で「ガブッ」と齧り付き、野菜その物の味を楽しむのが主流です。
 晩秋も終わり、寒くなり、霜が畑一面に降り夏野菜に終わりを告げる頃、霜により一段と美味しくなった冬野菜の白菜、大根、蕪、赤蕪、野沢菜、、、、。塩漬け、粕漬け、醤油漬け、キムチにぬか漬け。冬は漬け物の季節です。
我が家では白菜を1日ほどお日様に干して、2−3個をまとめて4日ほど塩漬けにします。その後、水洗いをして塩分を調整して、柚子や唐辛子や昆布と共に本漬けして翌日から食卓で楽しみます。だいたい毎週この作業を繰り返し白菜の漬け物が食卓から切れないようにします。今年は今までに3回が終わり、今日は4回目の白菜を塩漬けします。
 毎週2−3個の塩漬けの白菜は、家族3人では食べきれずに貯まることがあります。そのような時は唐辛子やニンニク、塩辛、リンゴなどで保存用のキムチを作ります。
 また、ごま油などで中華風に味付けしたり、炒めたりと手を変えて「美味しく食べる」ために努力をします。
 我が家の冬の食卓は白菜の漬け物を中心に、蕪の漬け物、大根の漬け物と食卓から漬け物が切れることがないようにします。
 当たり前のことですが、冬は冬の野菜が美味しく、身体が冬の味に飽きが来る頃には日長時間が延びてきて、日一日と暖かくなり、春がきて春の恵みが我が家にもたらされます。 自然の恵みに感謝、感謝の毎日です。