マラウイ旅行 (11)マンゴチからリウォンデ・サファリへ

 翌日はマラウイ湖に沿ってレンタカーで南に下り、次の観光地のリウォンデ・サファリへ向かいます。
 外は快晴、気温30度を超す蒸し暑い中を車で走ります。
 今日は(10月9日)日曜日。そして明日はマラウイマザーズ・デイで国民の休日のため連休になります。家族で教会にでも行くのか、綺麗に着飾った人達を多く見かけます。
 賑やかな黄色い垂れ幕で飾り、黄色いTシャツを着た沢山の人を乗せた何台かのトラックと行き交います。息子に聞いたら、「黄色」は、ある大統領候補者の組織の色のようです。この近くで大統領候補者の決起集会が催されるようです。
 マラウイの休日は賑やかです。
 昨日は道沿いでバナナやマンゴを売る小屋が多かったですが(バナナやマンゴは至る所にあり、地元の人がお金を出して買うとは思えません。旅行者が購入して食べるにはちょっと度胸が必要な衛生管理の品物です)、今日のマラウイ湖畔の道沿いは魚やトマトを売る小屋が多いです。
 この炎天下で、ハエが湧いていると思われる30−40cmほどの河魚を両手に一匹ずつ提げて、走る車に向かい近寄り、大声で魚を売ろうとします。勿論、私達は魚を購入することはありませんでした。
 車で約2時間ほど走り小さな村をいくつか越え、たわわになったマンゴの木々の下を通り、凸凹道を乗り越えて、大きな河と、電気が流された電気柵で隔離された約550k㎡の広大な敷地(東京都の23区の面積にほぼ等しい広さです)の国立自然公園内にあるリウォンデ・サファリに到着しました。
 警察官が警備する入り口で、私達は入園料として1人1日5ドルを払い、国立自然公園内に入れて貰います。
 「1日5ドル」(私達のような外国人の値段です。息子のようにマラウイに住んでいる人は2ドルです)で分かるように、マラウイのお金持ちも観光に訪れるようですが、ここは主に外国人の観光客用のサファリです。
 日本人の方がアフリカの人達よりアフリカ象や、ライオン、キリンを動物園などで見て、知っていると言われます。現地の人達にとっては、動物園やサファリは遠い国のお話です。
 ホテルから迎えにきていたエンジン付きのボートに荷物と共に乗り込み、対岸のホテルに向かいます。
 昨日もそうでしたが、私達がホテルに宿泊して観光している間は、レンタカーの運転手は車の中で休んでいるようです。
道沿いの市場

対岸のホテル