悪質な「船場吉兆」の偽装問題

「これではいけない」と思いつつも、毎日のように出てくる食品偽装のニュースに飽き飽きし「またか」と慣らされつつあります。「食品は偽装されて当たり前」と勘違いしそうな昨今です。
 こんな、気怠く不快な日々に出てきたのが「吉兆」の偽装ニュースです。
500gの鶏肉の味噌漬けを一万円ほどの高級地鶏肉として販売して、偽装がばれたら「地鶏とブロイラーの違いが分からなかった」「仕入れ業者が地鶏として納入していた」と嘘を重ねます。
 「料理人が地鶏とブロイラーの違いも分からないまま、値段だけは原価の20倍ほどの高値をふっかけて販売していた?」「ブロイラーだけを扱う業者から、ブロイラーの肉を納入させて、地鶏と勘違いした?」その稚拙な言い訳に呆れかえります。
 「役員や社員が知らないまま、賞味期限日の改ざんはパート従業員が行っていました」 弱い立場のパートの人達に責任を押しつける卑劣なやり方です。
 「吉兆」が反省することがなく「納入業者が」「パートの従業員が」と、責任を弱い立場の人達に押しつけるこの会社は倒産するべきです。
 「吉兆」の悪質さは、ミートホープ赤福とは比べ物になっらないほど卑劣だと思います。料亭、料理人としての名前を利用して恥知らずな偽装をして、犯罪がばれたら弱者に罪を押しつけようとする吉兆は「倒産しろ」と、心の底から怒りが湧いてくるニュースです。