お客さんの言葉から

 「毎朝、生卵をご飯にかけて食べているのですが、先日いつものように卵を割ったら黄身が2個入っていて、朝から得したようで、なんだか嬉しくなりました」と、卵の配達時にお客さんから「ちょっと嬉しい」お話を聞きました。
季節や鶏種により多少の違いはありますが、『2黄卵』は基本的にはまだ排卵が安定しない産卵初期の若鶏が数%の確率で産卵します。産卵初期ですから全体の卵は小さく(45−50g)、この『2黄卵』は他の卵に比べて飛び抜けて大きく(初期は70gほどで、通常のL卵ほどの大きさです。それが順次大きくなり100gを超すようになります)一目で分かります。
 今回はL卵ほどの大きさの『2黄卵』がお客さんに配達されたのですが、中には『2黄卵』は「奇形、ふつうでない卵」と嫌う方もおります。勿論、この『2黄卵』を食べても何ら問題はありませんが、孵化を進めても雛の双子は産まれません。
 「朝、卵を食べる」、このことでお客さんの気持が「幸福にも、不快にも」なることもあり、たまご屋としては細心の注意し「幸福を呼ぶような卵を」届けたいと思いました。