「卵を1日2個食べよう」訴え、自転車で日本縦断

 「卵を1日2個食べよう」をスローガンに、卵の正しい知識を広めようと自転車で日本縦断している岡山県倉敷市の養鶏家野田裕一朗さん(33)が大垣市入りし、地元鶏卵業者とともに卵の魅力を伝えるイベントを同市鶴見町アルプラザ鶴見で開いた。
 野田さんは「卵は1日1個まで、というのは俗説。コレステロールがたまるなどの誤った知識を正したい」と、今年7月21日に北海道を出発。年内の沖縄県入りを目指して自転車で列島を縦断しながら、道行く人々に「1日2個」を訴えている。
 その思いに呼応した全国の養鶏業者や鶏卵包装業者が「たまごニコニコ大作戦実行委員会」を立ち上げ、旅程に合わせて各地でイベントを展開。県内でも県鶏卵GP協議会が企画し、野田さんを迎え入れた。
 会場では、野田さんや協議会メンバーが卵の重さ当てや卵検定、卵クイズなどを催し、買い物客に卵の正しい知識を“伝授”。野田さんは「旅は卵の魅力を広げるきっかけ。今後も正しい知識が伝わり、消費拡大につながれば」と期待を込めていた。岐阜新聞2007年09月14日 より


 日本人は世界で一番卵を食べる国民と言われます。
 日本人の平均鶏卵消費量は、一人当たり年間約170個ほどの卵を家庭で食べ、ほぼ同数の卵を加工品や外食から取り入れています。合計しますと、年間330−340個ほどの卵を私たち日本人は食べています。
 日本人は十分に卵を食べています。その飽食の日本人に「1日1個の卵を2個食べよう」と言うのが上記のニュースのようです。
日本の消費者が今より卵を倍食べるようになれば、卵は倍売れますから。
確かに「卵はコレステロールがたまる」等というのは俗説ですし、卵のコレステロールは良性コレステロールが多く、健康な人なら毎日卵を3−4個食べてもコレステロール値の変化はないようです、健康を害することはありません。
 しかし「健康によい、良性コレステロールが多い」とは言え、飽食の日本人がこれ以上卵を食べる必要はないと思います。日本人は十分に栄養は足りています。
 勿論卵だけではありませんが、暴飲暴食は避けて「環境に良く、身体にも良い食べ物を少量いただく」に考えを変える時代だと思います。
 「日本の養鶏家よ、鶏の虐待であるウインドレス鶏舎は壊し、鶏が自由に動き回れるようにしよう。日本の養鶏羽数を今の半分にしよう。鶏も生きている。」と日本中の企業養鶏場を回るのなら大賛成なのですが。