ブロイラー鶏肉の広告

昨日は、初夏を思わせるほどの暑さでした。
朝9時半、車で卵の配達に出かける前に新聞で今日の最高気温を確認して、わざわざ半袖を長袖に着替えて出かけました。気象庁の天気予報に裏切られ、日差しの厳しい暑い日でした。
 車の中でも、出来るだけ外の爽やかな空気に接していたいので、よほどの暑さでない限り車のクーラーは使いません。昨日は車の窓を開けて運転していても、強い日差しが勝り、自然に顔から汗が流れる日でした。
今年も梅雨が来て、長く暑い夏になりそうです。私の体力を考えますと、ちょっと気が重いです。真夏の暑いなか身体を動かし、自分の身体から汗を絞り出すように流すことに快感を覚えていた「あの頃」が懐かしくなります。
話は変わります。
 スーパーの広告を見ていたら、ちょっと笑えてきました。
「大地の恵みをいっぱいうけた鶏肉。○○どり」と書いてあります。一瞬この広告を読みますと、地鶏などのこだわりの鶏肉かと勘違いしそうです。畑から取れるトウモロコシなどの完全配合飼料を食べさせていることを(あまりにも当たり前ですが)「大地の恵み」と表現しているようです。私たちが勘違いする「大地の上を自由に遊ぶ鶏」とは違うようです。
「安全性を第一に重視した健康な鶏です。純粋植物(遺伝子組み換えでない)を使い無投薬で育成」とも書いてありました。「純粋植物、、、」は、要するにトウモロコシや、脱脂大豆(油を絞った大豆粕です。遺伝子組み換えでないと言い切れないと思います)、肉骨粉などの配合飼料のことを言っているのだと思いますが、これらの餌を純粋植物と呼びますと、純粋植物以外の飼料とは何か?と言う疑問が湧いてきます。「無投薬、、、」要するに配合飼料には薬が入っていますが、農場では特別投薬していないことを言っているのだと思います。
 短期で肥育するブロイラー(この宣伝の鶏肉はブロイラー肉です)農場では、投薬することはまれです。
それらのことを考えますと「安全性を、、、」の文は何の意味を持たない言葉になってきます。ブロイラー肉がこのような綺麗(意味不明)な言葉で飾られ、お客さんの勘違いを期待して売られています。このような宣伝に怒る気にもなれませんが、諦めることも出来ません。