色々な卵たち
今日の朝日新聞の朝刊によりますと、キューピがマヨネーズの卸価格を1割程値上げするようです。
地球温暖化対策の切り札として脚光を浴びる燃料「バイオエタノール」の生産急増が、幅広い食品の価格を高騰させる懸念があるようです。
食料や飼料向けのトウモロコシやサトウキビが、燃料製造に大量に回っているためとのことです。農家はトウモロコシやサトウキビなど利益の多い作物を作りますので、他の作物(大豆やオレンジ)の作付けは減らされます。『風が吹けば桶屋が儲かる』で、色々な食品が値上げされようとしています。
キューピの場合も、原材料の卵の価格は安値安定していますが(多くの卵は卸を通さず直接スーパーなどの販売店に卸される現在、全体に占める量としては僅かな量が東京市場で競りにかけられ、その卵の卸の大半を全農が占め、同じく購入の大半をキューピで占めて価格操作をしていると言う噂がありますが)、植物油の価格上昇のため、マヨネーズの値上げに踏み切るようです。
さて、本当に「バイオエタノール」が地球温暖化の切り札になるのでしょうか?
「バイオエタノール」用の穀類の生産や加工にエネルギーが掛かりますので、言われるほど二酸化炭素の削減には繋がらないようです。人類の限りない欲求を抑えることのないまま、食料をバイオエタノールに変えても、21世紀のこの地球環境は悪化へと突き進むと思います。小手先の変化でなく、私たち人類の生き方が問われているのがこの21世紀だと思います。
また、マヨネーズの値上げにより日本の「マヨラー」の財布が少々軽くなるのは笑って済ませられますが、メキシコのようにアメリカと自由貿易協定を結び、主食のトウモロコシの殆どをアメリカに依存していた国の低所得者たちにとっては今回の問題は死活問題です。メキシコでは1年間で主食のトウモロコシの価格が2倍以上になり、貧しい人達の生活を確実に脅かしているようです。
お金がないところには食べ物が回らないようです。
主食の他国への依存は国の独立に関わる問題です。そして日本の食料自給率が4割程です。日本にお金がある今は良いですが、戦争になったり、超インフレが起きたときにこの国はどの様な対応を国民に約束できるのでしょうか。
日本の農地、農業をどの様に守るかを考えることが、耕さないで生きる人達を守ることに繋がります。都市、農村の壁を取り払い、みんなで真剣に考えたい問題です。
我が家のモッコウバラ
