蟻の襲来

 湿度が高く蒸し暑く、身体中がベタベタして人間も鬱陶しい『梅雨入り』の季節です。人間も不快ですが、蜂や蟻などの虫たちは命が直接脅かされる梅雨の季節です。
 梅雨の晴れ間に蟻たちが隊列を組んで引っ越している姿は見ていて楽しいですが、その蟻の隊列が雨よけのために家の中に入ってくるこの季節は辟易させられます。
 「蟻を手で潰したり、掃除機で吸い取ったり」とその都度「抹殺」に努力しますが、蟻の大群での襲来には勝てません。
 先日も台所で砂糖壺を開けたら、蟻が黒山になって入っていました。このような自然の中での生活も長くなり大群の蟻などで特別驚いたり日常の生活を乱されることもなく、淡々と蟻でいっぱいになった砂糖壺を外に持ち出し、蟻を壺から捨てて足で踏みつぶしました。ちょっと、暗い爽快感。
 長男がマラウイから購入してきた陶器の砂糖壺を使うのをやめて、夏の間は砂糖は密閉できる入れ物に入れ替えました。 
台所に侵入したものの砂糖壺の中に入れなくなった蟻たちは、次善の策と台所の野菜にたかっています。
台所に置いてあった、大根とネギに蟻たちはたかり、かじりついています。同じ所にあった購入したニンジンには(我が家の畑はニンジンが作りにくく、ニンジンは友人からいただいたり、購入しています)一匹の蟻もたかっていませんでした。