坪内の結婚式

私は特別拘っているわけではありませんが、出来るだけ『村』は行政の市町村の『村』を表すときに、『ムラ』は昔から続く『大字』の集落の集まりを表すときに使うように注意しています。
 私が住んでいる約100件ほどの『ムラ』の中に、行政で言う『班』があります。この『班』は20−5軒で構成され、市の広報や道普請など市の行政の最小単位として、回り番の班長を中心に活動を行います。
 行政の『班』の中に昔からの付き合いの『坪内(ツボナイ)』があります。地域によっては『班』と『坪内』が同じ家で構成されている所もあるようです。私の住んでいる地域は、2つの『班』が3つの『坪内』に分かれています。
 この『坪内』で冠婚葬祭の付き合いが行われます。
私がこの地に住んで20年、高齢化が著しい『坪内』での葬式で「文治さん」「英次さん」「三郎さん」「おすみさん」、、、、多くの坪内の先人を見送りましたが、結婚式のお呼ばれは初めてです。
今日は『坪内』の結婚式への初めてのお呼ばれ、「喜ばしきこと」は何となく私の心を晴れやかにする朝です。