飲酒

 病気になり長い付き合いだった「紫煙」に別れを告げ二年半、元々『打つ』、『買う』には縁のない生活の私に残された楽しみは仕事上がりの「一杯」の飲酒です。
昔は若さに任せて、楽しみの飲酒も「一杯」が二杯になり、三杯、四杯、、、と杯を重ね酒に飲まれ、酔い潰れ、記憶はもうろうとなり、今でも思い出したくない酒の上での失敗は数え切れないほどあります。飲酒の上での失敗を「恥」と思いつつまた同じ間違いを繰り返す。悪友と言いますか、悪癖と言いますか、酒とは長い付き合いになります。
病気になったこともあり、最近は毎日約一合ほどの日本酒を楽しみ、週に一日は「休肝日」を設けて悪友の酒とは落ち着いた関係を保っています。
 七月、八月の暑い日にはビールを飲んだり、焼酎を氷で割って飲みますが、飲酒の最後は日本酒で閉めないと何となく落ち着かない日本酒好きです。日本酒好きが高じて、昔は「三段仕込み」で密造(もう時効だと思います)したこともありますが、日本酒に適した酵母菌や水、そして米の精米が上手くできなく、私の密造酒は白ワインのような味になり、プロの杜氏が仕込んだ酒の域には届きませんでした。
 今は家で、プロの杜氏が仕込んだ純米酒を飲み比べて楽しんでいます。
なつの昼寝

庭のリンドウ