日常

 「世界同時不景気」「倒産」「派遣切り」等と寒々とするニュースが新聞紙面の一面を飾る年明けですが、たまご屋は取り立てて「書くこともない」平々凡々の毎日が続いています。例年と変わらない「平々凡々」とした新年を迎えたたまご屋ですが、けして景気が良いわけではありません。強いて言いますと農業もたまご屋も長年の不景気に慣らされて、「不景気」が日常になっているようです。
 雨露をしのげる家があり、流行を頓着しなければ寒さをしのげる衣服はあり、食欲はあるが余り物欲は無く、豊かな食べ物に囲まれたたまご屋の生活です。
 佐賀、大分、宮崎、鹿児島からそれぞれミカンを送ってもらい食べ比べ、リンゴは山形と長野から届き、米を作らない我が家には地元の知人友人から、新潟、九州から米をいただき、地元名産の乾燥芋の山に囲まれ、年末は沢山の餅をいただき、友人が打った蕎麦で年越しをしました。「お金はないが、食べ物は豊かにある 」そんなたまご屋の新年です。
 毎年のことですが、寒さのためか冬は全体に私の体調は優れません。例年なら、身体が重く気分も不快な毎日を過ごすのですが、今年は漢方のおかげか2歩前進、一歩後退、三歩足踏みを繰り返す日々で、少しずつですが私の体調は改善に向かっているようです。