宝くじ

 時々「年末ジャンボ宝くじ祭り」に参加することがあります。未だ大金の当選の夢はかなっておりません。幾多かの敗北にもめげずに今年も僅かですが参加してみました。
 宝くじを購入してから年末の31日のお昼の当選発表の瞬間までは、三億円が当たることを夢見て至福の時を過ごします。1万円や、百万円や前後賞の「少額」の当たりは私は考えません。ただひたすら三億円が当たることを信じて「勝手に至福の時」を過ごします。
私の身体がまだ元気だった頃は、三億円が当たったら直ぐさま全ての鶏を廃鶏に出して、鶏と卵に追われる日々に終止符を打つのが私の三億円の夢でした。
 「私が鶏から解放される日」を夢見て宝くじ祭りに参加していましたが、私が病気になって息子が鶏の仕事を継いでくれ、結果的に鶏から解放される日々が訪れました。私の三億円の夢が息子により現実になり、最近は「年末ジャンボ宝くじ祭り」も私には不要になり忘れていました。それがひょんな事で「年末ジャンボ宝くじ祭り」に今年は参加してしまい、慌てて新しい私の三億円の夢を探す師走です。
 「宝くじは買わなくては当たらない」これが私の持論です。妻は「宝くじは買っても当たらない」と言います、そして「宝くじを買わなければお金を損もしない」と付け加えます。