東アジア選手権2008

サッカーの東アジア選手権が中国の重慶で行われています。今回のホスト国の中国、北朝鮮、韓国、日本の4カ国総当たりの大会です。
「中国、北朝鮮、韓国」何かと日本とギクシャクする国とのサッカーの親善(?)大会です。そして大会の血(地)は中国重慶です。先の戦争で日本が徹底的に爆撃し、その怨念からか反日教育の重点地域になった重慶です。
 私も見ていましたが、4年前のアジアカップでも日本チームに大変なブーイングが行われた都市です。中国人の応援の品のなさにいささか呆れかえった記憶があります。
 その様な問題を抱えた重慶で今回の大会が始まり、初戦は日本は北朝鮮と引き分けて1分け。中国は韓国に負けて1敗。そして昨日は日本対中国の試合でした。どちらも後がない状態での戦いです。
 試合前の日本の国歌「君が代」での中国人によるブーイングを中国政府は危惧したのか、その時点での入場者は少なく試合会場はガラガラでした。試合が始まると共に観客も増え(政府が入場を抑えていたのでしょうか?)、驚くほど日本に対してブーイングの少ない試合の始まりでした。
 「おお、中国のサッカー観戦のマナーが上達した」と思っていたのも日本が点を入れるまででした。その後は発煙筒を焚いたり、物をピッチに投げ入れたりとスタンドのマナーは悪くなるし、中国の選手は足が動かなくなったためか汚い反則のオンパレードです。
 そして審判(北朝鮮人)は「中国こそ我が兄、同胞。共に憎い日本を叩きめす」とスポーツマンシップも忘れて、中国選手の反則を見逃し、日本の選手は怪我をする最悪の試合でした。
 試合は日本が1−0で中国に勝ちましたが、テレビで観戦後「毒ギョーザ事件もそうだが、この国のモラルはどこに行ったのか」と、やりきれない気持になる試合でした。
 (2月21日記)