ゆ

ユートピア(ゆーとぴあ)

1・「何処にもない世界」故にいつまでも求め続けられる世界。百姓は都会に、街の人は田舎にその存在を求める。
2・日の出と共に起き、鍬を持ち田に出でて小鳥のさえずりを聞き、風と戯れ、恐れることも、羨むことも、妬むこともなく、家族と共に満ち足りた1日を神に感謝しつつ過ごす世界。
 結い(ゆい)
1・田植えなどの農作業の助け合い。
2.世代を超えた農村の助け合い。
【例】昔、あそこの爺さんに世話になった、今結いを返さねば。
 あそこは今の代は苦しくとも、子か孫の代で「結い返し」してくれる。
3.銭を数える言葉。結いは銭なり。農村も貸し借りを嫌い、その場でお金に置き換え、貸し借りを整理するようになった。
 有機農業(ゆうきのうぎょう)
1・平地が少なく、高温多湿の日本で無農薬、無化学肥料で農作物を作り、生業(なりわい)とすることから勇気農業とも言う。
2・知人の真面目な有機農家が、労働時間と収入を正確に記入して、年度末に時間給に計算してみたら1時間300円以下だった。欲を捨てる勇気が必要な農業。
3・勇気農業と言われるほどで、農業の現実を知っている農家や農家の跡継ぎは有機農業には余り手を出さない。
4・農業の素人である都会の若者に受ける農法。パートナーが見つかりやすい農法。
5・玉石混淆の世界。
 有精卵(ゆうせいらん)
1・受精した卵。鶏卵の場合は卵子が大きく(精子の約10億倍)、受精卵になっても栄養価は変わらないと言われる。
2・卵アレルギーの人が食べてもアレルギーが出ないことが多い。栄養価は変わらないが、卵子が受精することにより栄養価に変化が起きているとも言われる。
悠々自適(ゆうゆうじてき)
1・昔の農家は40−50代で跡継ぎを鍛え、還暦で代を譲り、悠々自適の生活に入る。現代は息子は勤め人となり、痛む身体を騙しながら生涯現役を続ける。
2・サラリーマンが定年後農業を始める(定年帰農)時に思い描く生活形態。