中国からの食料輸入の問題

 今日の朝日新聞の一面は「偽食品」、「中国深刻」でした。
パナマの風邪薬事件では、中国から輸入したグリコールが毒性のある工業用ジエチレングリコールだったために100人からの死者を出し、カナダやアメリカ合衆国のペットたちに大被害を出した「中国産ペットフード問題」も、ペットフードのタンパク量(窒素含有量)を多く見せかけるためにメラミンを混入されたためと言われています。
 このメラミンは豚や鶏の餌にも混ぜられたために、米国食品医薬品局(FDA)は緊急にこの餌の使用を禁止して、この餌からの生産物である豚肉や鶏肉の廃棄を決めました。しかし中国産メラミン飼料を食べた豚6000匹が食用として市場に流通し、問題となった鶏肉を食べたのはアメリカでは250万から300万人ほどと推定されています。緊急に人体に害が出ることはないようです。
 日本でも使用禁止農薬が中国から輸入されたほうれん草から検出され大問題になりました。
 中国発の「食の安全について」考えさせられる事件が続いています。
勿論「中国だからだめなんだ、中国品は全て危ない」と短絡して決めつけることは出来ませんが、今回の一連の問題には悪意が感じる程の問題です。
 私たちは自分の命を維持するために、他の命を「いただきます」。食べると言うことはそれだけ大切なことで、全てのことに優先します。勿論お金より命です。
 その大切な命を維持する食べ物に、収益のために「毒」を混ぜる行為は犯罪です。それも卑劣な犯罪です。
食品に「間違って」でも毒が混ざるのは許されませんが、今回は「収益(お金)のために計画的に混ぜた」ようです。
 私たちもここは立ち止まり、私たちの食べ物を真摯に考えてみるべきだと思います。