tamagoen農業考自演 の (2)

農協(のうきょう)
1・1960年代まで、農家の生活改善、権利拡大、収入の改善に多大の貢献があった農業者組織。その後は組織維持に走り、農家を食い物とする組織に成り下がり、蛸の足食いとも揶揄される。組織維持のための農家の減少に悩んでいる。
2・農民の誕生から葬式まで(勿論有料)面倒を見てくれる有りがたい組織。
3・農村維持、平等を建前として来たため、農業の企業化に意欲的な人々の囲い込みに遅れ、現在では多くの農協は、自立できない農家の互助会と言われる。
4・農家名の農業補助金で食いつないでいる組織。 
【例】1000万円の農機具を50%の補助金で(要するに500万円)農協より購入する農家が、農機具会社に確認のために現金での根引き価格を聞くと「500万円です」と言われ、農協に文句を言うと「あんたが損をするわけでないだろう」と逆に怒られる。
商人から購入すると定価の半額が当たり前の農業資材を、4割の補助金で(4割引)恩着せがましく農家に販売する組織。
このような笑えない話がゴロゴロ詰まっている楽しく、もの悲しい農業組織。

農的生活(のうてきせいかつ)
1・お日様と共に起き、みそ汁と漬け物で腹を満たし、野良に出て1日中土に縛られる現実をぼかすために生み出された言葉。
2・「晴耕雨読」などと、都会生活者があこがれる言葉。実際はドロドロした人間関係と僅かな収入で「青息吐息」の生活。
農民(のうみん)
1・足を尊び、自然と共に生活する人達。地球環境の悪化を防ぐための「21世紀型生活」の優良モデルと言われている。
2・地球環境が問われる現在も、20世紀型の大量消費生活にあこがれる人達。 良い面でも、悪い面でも未だに開発途上国的考え方が出来る人達。
3・小さな「ずる」を愛し、大きな「ずる」に足をすくわれる愛すべき人達。