燻製作りと私の近況1

 【近況】
 今月の28日で心臓弁膜症(正式名は大動脈閉鎖不全症)の手術から約6ヶ月が経過します。
 3ヶ月検診では「術後3ヶ月とは思えないほどの心臓の回復です」と順調な心臓の回復にお墨付きを頂き「一安心」でした。
 ただ「術後1年ほどは心臓にあまり無理をかけないようにしてください」と言うお医者さんの言葉を免罪符に、アマゾンプライムビデオ三昧の日々を送ってきました。
 術後3ヶ月ほどまでは、ビデオ5に仕事が5と半々の生活でした。この頃は身体も動くようになりビデオ2と仕事、家事8の日常に戻りました。春が待ち遠しいです。


「おおざっぱで、てきとう」な性格です。燻製もそのときの気分次第、良い塩梅で30年以上やってきました。自己満足の世界です。
 いろいろな失敗もありました。風が強くて、燻している桜のチップ(山桜)が勢いよく燃え、その火が燻燃器(ベニヤ作り)燃え移り、燻製していた豚肉が焼き豚肉になったこともあります。その反省から今はドラム缶で燻製をしています。
 ピチットシート(肉の水分を調整して、臭みや腐敗を押さえてくれます)を使い始める前は(5年ほど前からこのシートを使い始めました)、スパイスと塩5%ほどを豚肉にすり込み、肉全体に味がしみこむように1週間ほど冷蔵庫で寝かしておいて、その後、水の中に半日から1日ほど入れて塩抜きをします。
 せっかく塩で豚肉の水分を取ったのにまた水の中に入れて塩出し。それでなくてもこのごろの豚肉は(アメリカ産を使っています。国産豚肉は、値段が高い、ロースの赤身肉部分が小さくハムにすると貧弱に見える、脂身が赤身がすくない分多くハムにすると脂身が目立ちます。)水分が多く感じられます。
 その後半日ほど風乾。4−5時間ほど桜のチップで燻して、70℃ほどの温水で1時間半ほど熱消毒をして完成です。
 その時々により豚肉の塩分濃度が安定せず、苦労しました。燻製後の熱消毒では、温度が高すぎて煮豚のようになったり、逆に熱消毒時間が短く、ハムの中心が生ハム状態だったりと、思い出したら恥ずかしくなるような記憶でいっぱいです。「まあ、趣味ですので」が言い訳の常套句です。